万病の元歯周病-合併症との意外な関係
今日の新聞を読んでいたら、歯周病と糖尿病の密接な関係についての記事がありました。「歯周病が悪化するとTNF-αが増える」うん?少し気になり調べてみたところ骨髄異形成症候群(MDS)の合併症との以外な関係があることがわかりました。
歯周病と糖尿病の密接な関係
歯周病と糖尿病はお互いに悪影響を及ぼし悪循環に陥る
歯周病菌が働きやすくなる
抵抗力が落ちる/血管の病気が進行

歯周病が悪化 糖尿病が悪化

TNF-αが増える
インスリンが効きにくくなる
歯周病は歯周病菌と呼ばれる細菌が原因で歯ぐきが炎症を起こし、進行すると歯を支える骨まで溶かして歯が抜けてしまう。
一見、糖尿病とは何の関係もないように思えるが、炎症が基で生じる「TNF-α」が血液中に入り込むと、血糖値を下げる膵臓からの分泌物質インスリンの働きを邪魔して糖尿病を悪化させてしまう。
歯周病菌を肺に吸い込んでしまい、肺炎を引き起こす。
ここまで(「日本経済新聞」2009/04/05朝刊より抜粋)
TNF-αとは
腫瘍壊死因子(TNF:Tumor Necrosis Factor)は、腫瘍細胞を壊死させる作用のある物質として発見されたサイトカイン。
主として活性化マクロファージ(単球)により産生される。
TNF-αは、単球、マクロファージのみならず、血管内皮細胞、脂肪細胞、ミクログリア、アストロサイト、からも産生されるという。
TNF-αは
○感染などの炎症時にマクロファージなどから産生される。
○敗血症やショック状態では、過剰に産生される。
○微小血栓を形成する。
○血液凝固の促進や微小循環障害を引き起こし、DIC(播種性血管内凝固症候群)
の原因となる。
○SIRS(全身性炎症反応症候群)の原因ともなる。
○歯科治療後、サルモネラ菌などの細菌性腸炎、肺炎球菌感染などでは
一時的な菌血症(bacteremia)になっている。
○皮膚を、エタノールなどで消毒しても、毛嚢内の細菌は、消毒されないので
点滴のルート確保や、採血などを目的に、皮膚を、注射針で穿刺すると
皮膚片と共に、毛嚢内の細菌を、血管内に押し込むおそれがある。
○免疫力が低下した状態では、注射針の穿刺に供ない、血管内に
押し込まれた、極少量の細菌(MRSAなど)が、体内(血中)で、増殖し
敗血症を発症する危険性が考えられる。
調べていく過程で、敗血症/菌血症/肺炎と、血液の病気と関連深い合併症との関係があることがわかりました。
骨髄移植/骨髄異形成症候群(MDS)の合併症を防ぐにあたり歯科治療が重要だという意味が理解できました。
補足(骨髄移植と合併症(感染症)
○細菌・真菌による感染症
移植後0~100日後が特にリスクが高い。
○間接性肺炎
移植後40~130日後が特にリスクが高い。
関連記事
骨髄異形成症候群(MDS)と感染症
関連リンク
日本歯周病学会ホームページ「歯周病に関するQ&A」
歯周病と糖尿病の密接な関係
歯周病と糖尿病はお互いに悪影響を及ぼし悪循環に陥る
歯周病菌が働きやすくなる
抵抗力が落ちる/血管の病気が進行

歯周病が悪化 糖尿病が悪化

TNF-αが増える
インスリンが効きにくくなる歯周病は歯周病菌と呼ばれる細菌が原因で歯ぐきが炎症を起こし、進行すると歯を支える骨まで溶かして歯が抜けてしまう。
一見、糖尿病とは何の関係もないように思えるが、炎症が基で生じる「TNF-α」が血液中に入り込むと、血糖値を下げる膵臓からの分泌物質インスリンの働きを邪魔して糖尿病を悪化させてしまう。
歯周病菌を肺に吸い込んでしまい、肺炎を引き起こす。

ここまで(「日本経済新聞」2009/04/05朝刊より抜粋)
TNF-αとは
腫瘍壊死因子(TNF:Tumor Necrosis Factor)は、腫瘍細胞を壊死させる作用のある物質として発見されたサイトカイン。
主として活性化マクロファージ(単球)により産生される。
TNF-αは、単球、マクロファージのみならず、血管内皮細胞、脂肪細胞、ミクログリア、アストロサイト、からも産生されるという。
TNF-αは
○感染などの炎症時にマクロファージなどから産生される。
○敗血症やショック状態では、過剰に産生される。
○微小血栓を形成する。
○血液凝固の促進や微小循環障害を引き起こし、DIC(播種性血管内凝固症候群)
の原因となる。
○SIRS(全身性炎症反応症候群)の原因ともなる。
○歯科治療後、サルモネラ菌などの細菌性腸炎、肺炎球菌感染などでは
一時的な菌血症(bacteremia)になっている。
○皮膚を、エタノールなどで消毒しても、毛嚢内の細菌は、消毒されないので
点滴のルート確保や、採血などを目的に、皮膚を、注射針で穿刺すると
皮膚片と共に、毛嚢内の細菌を、血管内に押し込むおそれがある。
○免疫力が低下した状態では、注射針の穿刺に供ない、血管内に
押し込まれた、極少量の細菌(MRSAなど)が、体内(血中)で、増殖し
敗血症を発症する危険性が考えられる。
調べていく過程で、敗血症/菌血症/肺炎と、血液の病気と関連深い合併症との関係があることがわかりました。
骨髄移植/骨髄異形成症候群(MDS)の合併症を防ぐにあたり歯科治療が重要だという意味が理解できました。
補足(骨髄移植と合併症(感染症)
○細菌・真菌による感染症
移植後0~100日後が特にリスクが高い。
○間接性肺炎
移植後40~130日後が特にリスクが高い。
関連記事
骨髄異形成症候群(MDS)と感染症
関連リンク
日本歯周病学会ホームページ「歯周病に関するQ&A」
この記事へのコメント